(半原)高取山・仏果山・秋葉山・革籠石山・経ヶ岳トレッキング紀行

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いなかた

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色々な大人の事情によって控えていた登山を、本格的に再開するにあたって、さて、どこに行こうかと考えた結果、自分にとって原点と言ってもいいこのコースにしました。

候補としては、丹沢の最高峰の蛭ヶ岳や展望の良い塔ノ岳、西丹沢の弧釣山、檜洞丸等があがっていましたが、前述の理由の通り、宮ヶ瀬湖東側の通称”相州アルプス”と呼ばれている山々の一部を縦走しました。

それにしても今日はかなり暑かったですね。水も1.5リッター持っていっていたのですが、ギリギリでした。しかし、不幸中の幸いで午後からは風がかなり出てきたので、熱くなった体を冷ましてくれました。

目次

山行データ

スクロールできます
山行日2011年05月02日(月)
コース(スタート)大棚沢広場~宮ヶ瀬越~(半原)高取山~宮ヶ瀬越~仏果山~秋葉山~革籠石山~半原越~経ヶ岳~半原越~土山峠~大棚沢広場(ゴール)
山名(半原)高取山(705m)
仏果山(747m)
秋葉山(660m)
革籠石山(640m)
経ヶ岳(633m)
キーワード
山域丹沢エリア
累積標高(+)1,474m
歩行距離13.865km所要時間05時間43分
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山行記

大棚沢広場の駐車場
【07時30分】

いつもどおり、大棚沢広場の駐車場に車を停めてスタート!

開閉時間が午前8時~午後5時
【07時30分】

開閉時間が午前8時~午後5時までと書いてありましたが、7時30分現在、開いてますね・・・。

広場から厚木方面
【07時31分】

広場から厚木方面に数十メートル進むと・・・

仏果山登山口
【07時32分】

・・・道路の反対側に仏果山への入口があります。ちなみに「仏果山登山口」という名のバス停もここにあります。

ココからが登山道
【07時32分】

さぁ。ココからが登山道です。

仏果山まで2.7km
【07時33分】

仏果山まで2.7km。

登山者カードを投函するポスト
【07時33分】

登ってすぐのところに登山者カードを投函するポストがあります。

蛭対策用の忌避剤
【07時34分】

そこに、蛭対策用の忌避剤が2本ほどありました。しかし、どちらもほとんど入っていなくて使えませんでした。やはり、自分で用意した方がいいですね。でも、季節的にはまだギリで大丈夫かと・・・。

赤ちゃんのおしゃぶり
【07時35分】

一瞬、木に見たことの無い実がなっている! と思いましたが、よく見ると赤ちゃんのおしゃぶりですね。何でこんな所に???

山の神
【07時50分】

ジグザグの道をひとしきり登ると山の神があります。ここからはこの後ろのピークを巻くように中腹をほぼ水平に進みます。その後、高取山と仏果山の稜線上から伸びる支尾根に取り付き、再び急登を過ぎると・・・

宮ヶ瀬越
【08時17分】

・・・宮ヶ瀬越です。高取山と仏果山の稜線上の鞍部(最低鞍部ではない)です。

メインの稜線上
【08時22分】

しばらくは今日のメインの稜線上を進みます。

東側の展望
【08時24分】

東側の展望ですが、黄砂の影響で激しく霞んでいます。

(半原)高取山到着
【08時29分】

そうこう言っているうちに(半原)高取山到着です。登山口から1時間掛かりませんでした。今日はのんびり行こうと思っているでの、ここからはペースを落とすことにしました。

展望台
【08時31分】

山頂には立派な展望台があります。

宮ヶ瀬湖越しの丹沢山塊
【08時32分】

展望台から宮ヶ瀬湖越しの丹沢山塊です。やっぱりこっち側も霞んでいます。

次の目標の仏果山
【08時33分】

視線を転じて、次の目標の仏果山です。あっちにも同じような展望台があります。肉眼でもギリギリ人がいるか見えます。しかし、今日は誰もいないようです。

山頂の様子
【08時35分】

(半原)高取山の山頂の様子です。誰もいませんでした。

山頂に5分ほど滞在して、次の仏果山に向かいます。

宮ヶ瀬越
【08時44分】

再び宮ヶ瀬越です。

新緑が綺麗
【08時57分】

所々新緑が綺麗でした。

仏果山到着
【09時05分】

(半原)高取山から30分ほどで仏果山到着!

展望台から宮ヶ瀬湖を見ます
【09時07分】

仏果山の展望台から宮ヶ瀬湖を見ます。右端のピークが(半原)高取山です。

次の秋葉山に向かいます
【09時11分】

仏果山の山頂にも5分ほど滞在して、次の秋葉山に向かいます。

細尾根が続きます
【09時11分】

宮ヶ瀬越方面の分岐を過ぎるとすぐに細尾根が続きます。

両側どちら側に落ちてもシャレにならない
【09時12分】

写真では分かりづらいですが、両側どちら側に落ちてもシャレにならないような所を通ります。

慎重に進む
【09時14分】

細いけど比較的安全な箇所もあるけど、慎重に進む。

秋葉山への分岐
【09時23分】

秋葉山への分岐です。

ここから支尾根を(かなり)下ります。

秋葉山到着
【09時31分】

ひとしきり下って、もう登り返すのは嫌だなと思い始めた頃に秋葉山到着!

ここははっきり言って山というより稜線上から伸びている支尾根の肩にあたる部分だと思います。まぁ、下から見れば山に見えるのかもしれませんが、通常は登りきった所が山頂ですが。ここは下りきった所にあります。このページの下の方にある断面図を見ても山には見えませんね・・・。

山の神
【09時31分】

上の山頂標のすぐ下に山の神があります。

山
【09時32分】

その山の神のすぐ後ろには、ちょっと見にくいですが、”山”という字の様な木(杉)があります。これはただ3本並んでいるだけではなくて、下の部分(山という漢字でいうところの下の横棒)が繋がっています。山の中にご丁寧に山という字が・・・(^_^;)

メインの稜線上に戻ります
【09時43分】

再び登り返して、メインの稜線上に戻ります。

役の小角が修行していた
【09時45分】

途中で以下の内容の看板が・・・。昔、ここで役の小角が修行していたんですね・・・。

山岳修験者のはなし

丹沢山塊のうち経ヶ岳。大山を中心とする一帯は昔、山岳修験者の修法の霊場であったという。

ここより東方の八菅神社(愛川町八菅山)には入峰者(にゅうぶしゃ)の名称・位・入峰回数などを記録した古文書が残っている。

伝説では大宝三年(七〇三年)に役の小角(えんのおづね)が八菅神社に来たときから、この地を基点に平山。塩川滝などを経て大山まで七宿三十か所をおよそ四十九日間かけ加持祈祷を唱えながら修法を行っていたという。

煤ヶ谷(清川村)の人々は、修験者が行(ぎょう)の途中、村に入るとすすんで接待を申し出たり、「願い事がかなえられる」ということから特に行中で使用した草鞋などを所望したと伝えられている。

また、この修法は、明治維新の神仏分離令によって廃止された。

環境庁・神奈川県
3つもテーブルがあります
【09時50分】

細尾根部分を過ぎると少し開けた場所に出ます。ここには3つもテーブルがありますが、全て埋まることなんてあるんですかね???

鹿柵
【09時51分】

上のテーブル地帯を過ぎるとすぐに鹿柵があります。と言っても扉は開放されているのであまり意味は無いと思いますが・・・。この扉を過ぎると奈落の底に落ちていくような下りがあります。

下りきったところで振り返ってみました
【09時59分】

下りきったところで振り返ってみました。

革籠石山(かわごいしやま)に到着
【10時01分】

下りきってちょっと登ると革籠石山(かわごいしやま)に到着。山頂と言うより稜線上の一つのピークにすぎない様な気が・・・。

ここからも急な下りがあるので、ストックを使うことにした。まともにダブルストックを使うのは実に2年ぶりくらいだ・・・。

再びベンチ
【10時12分】

革籠石山からの急な下りを過ぎると、再びベンチがある。恐らく昔はここは展望が好かったのではないかと思うけど、今は木が生長して展望は無くなっている・・・。

土山峠への分岐
【10時15分】

土山峠への分岐地点。帰りはここから土山峠に下る予定。

リッチランドへの分岐
【10時26分】

リッチランドへの分岐。

経ヶ岳が見えた
【10時28分】

ここに来て始めて次の目標の経ヶ岳が見えた!

ここから半原越までは急な下りが続く。

また鹿柵
【10時30分】

途中、また鹿柵が・・・。一見扉が閉まってちゃんと機能しているように見えるけど、よく見ると右側に人一人通れるくらいの隙間がある。これなら鹿も通れそうだけど・・・。

半原越に出る鹿柵
【10時33分】

半原越に出る鹿柵。熊鈴の音が聞こえるので誰か登山者がいると思ったけど・・・。

半原越
【10時33分】

半原越。

反対側に経ヶ岳への登り口
【10時34分】

道を挟んで反対側に経ヶ岳への登り口がある。

犬
【10時35分】

なんか先ほどからチリンチリン鳴っていると思ったら人じゃなくて犬だった。首に鈴と何かの発信機のような物を付けている。この犬あばらが浮き出るほど痩せ細っているけど、なんだろう???

もう一匹いた
【10時35分】

もう一匹いた。こっちの犬も同じように首に発信機を付けている。人を見ても逃げもしないけど近づいてもこない。

まぁ、犬のことはどうすることも出来ないのでとりあえず先を急ぐ。

法論堂
【10時35分】

以下参照。

法論堂(おろんど)

昔、修験者(山伏・僧侶)たちがこの地で法(教え)を論じ合ったことから、この名が起こったと伝えられています。現在『宿』と呼ばれている旧家がありますが恐らく修験者たちが宿としたところからでしょう。煤ヶ谷(すすがや)の資料によれば『存円和尚(ぞんえんおしょう)、時々村舎に説法し村民をして輪回応報を聞知らしめ至法に遵わしむ。今の法論堂村是れ也』とありますが、存円和尚は仏果禅師のことです。

半原越(はんばらごえ)

昭和の初期まで、煤ヶ谷は養蚕が盛んで、当時糸の町として栄えていた半原へ、繭を背負ってこの峠を越えたことから、この名が付いたと思われます。現在は法論堂林道として、拡幅整備されています。

環境庁・神奈川県
経ヶ岳まで0.7km
【10時36分】

経ヶ岳まで0.7km。

木の階段が続く
【10時39分】

しばらく木の階段が続く。

水平な道に出て
【10時49分】

登り切ったら、水平な道に出て・・・

道の真ん中に邪魔(?)な大岩
【10時51分】

・・・再び階段・・・。ここを登り切ると・・・

abc
【10時55分】

・・・道の真ん中に邪魔(?)な大岩が・・・。

経石
【10時55分】

以下参照。

経石

昔、弘法大師がこの岩(南側にある穴)に経文を納めたことから経石と、また経石のある山だから経ヶ岳と呼ばれるようになったと伝えられています。永禄十二年(1569年)、北条武田合戦(三増合戦)の際、武田氏に敗れた北条氏の落武者が、やっとのことでこの山にたどりつき法論堂(おろんど)を見下ろすと数多くの槍が立てられていました。落武者は、武田の軍勢がすでに法論堂まで追いかけてきたのかと思い、経石付近で力尽き相果てたそうです。ところが落武者の見た槍というのは、収穫を終えたトウモウロコシだったといい、それ以来この地方では、トウモロコシを耕作しなかったと伝えられています。

環境庁・神奈川県
木の仏像が安置されていた
【10時56分】

岩の裏に回ってみると、穴に木の仏像が安置されていた。一番最初にここの登ったときに見た木の仏像じゃない。その後しばらく仏像不在が続いていたけど、再び誰かが置いたようだ・・・。しかも、(同一人物かどうかはわからないけど)ご丁寧に鳥居(仏像に鳥居?)まで付いていた。

経ヶ岳到着
【10時58分】

経石からちょっと登って経ヶ岳到着!

山頂の様子
【10時58分】

山頂の様子。到着時は誰もいなかった。

メシ
【11時01分】

少々早いけど、メシ!

普段はお湯を沸かすのにジェットボイルを使っていますが、軽量化の為にと、大き目のシェラカップにしてみました。やっぱりというか、ジェットボイルに慣れてしまうと、お湯が沸くのが異常に遅く感じられた・・・。

食事をしていたら、何人かが登ってきてあっという間にテーブルは一杯になってしまった。

やっぱりこっちから見ても道の真ん中で邪魔
【11時31分】

山頂で30分ほどゆっくりして下山開始。

経石を後ろから見たところ。やっぱりこっちから見ても道の真ん中で邪魔。

下山を開始してからすぐに、風が出てきた。基本的にこの後はずっと樹林帯なので直接強い風が体に当たることはないけど、木々を揺らす風の音がちょっと怖い。

半原越
【11時46分】

半原越に戻ってきた。先ほどの犬はいなくなっていた。

再び登山道
【11時47分】

道の反対側から再び登山道へ。

リッチランドへの分岐
【11時57分】

リッチランドへの分岐。まだこのルートは通ったことはない。機会があればチャレンジしてみたいな・・・。

土山峠への分岐
【12時08分】

土山峠への分岐。

個人的にはここからのルートはかなりお気に入りです。とくに上部ではずっと広葉樹林帯が続くので明るくて気持ちがいいです。

ベンチ
【12時20分】

ベンチ。時間的にはずいぶんと余裕があるけど、気持ちのいい尾根を下っているせいで止まりたくない。

新緑の広葉樹林帯
【12時21分】

新緑の広葉樹林帯!

!!!
【12時24分】

!!!

エビネが群生
【12時25分】

エビネが群生していた。

花のアップ
【12時26分】

花のアップ!

暗い植林地
【12時34分】

あっ!暗い植林地だ・・・。

太い道に出る
【12時35分】

太い道に出る。恐らく昔の道だと思う。

再び土山峠への登山道
【12時36分】

すぐに逸れて再び土山峠への登山道に入る。

最後のベンチ
【12時37分】

最後のベンチ。ここまでくれば土山峠はすぐ。

舗装道路が見えてきた
【12時43分】

舗装道路が見えてきた。

このあと道路に出る直前に5人くらいのグループがハモニカを伴奏に(山の)歌を歌っていた。

土山峠
【12時47分】

土山峠。あとは道沿いに大棚沢広場までの歩き。

水が減って昔の道路が出ていた
【12時49分】

水が減って昔の道路が出ていた。

21℃
【13時02分】

ちょっと見にくいですが、21℃もあります。暑いわけだ。

仏果山への登山口を過ぎる
【13時10分】

朝、登っていった仏果山への登山口を過ぎると・・・。

ゴール
【13時12分】

・・・ゴールです。

ルート図

ルート図

ルート断面図

ルート断面図

ルート鳥瞰図

ルート鳥瞰図

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