富士山とトラベラーズノート

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富士山 剣ヶ峰

左の写真は日本の最高峰、富士山の剣ヶ峰にある碑です。ここには「日本最高峰富士山剣ヶ峰 三七七六米」と彫られています。何を今更・・・なんですが、3月10日に公開した「ほぼ日手帳とトラベラーズノートについて」で
やはり、アウトドア好きとしてはトラベラーズノートもそのような仕様にしていきたいと思っています。ただし、山登りではレギュラーサイズは少々大きすぎることもあると思うので、いずれはパスポートサイズの購入も念頭に入れつつ、今年最大の目標としては「トラベラーズノートと一緒に富士山に登る」ことです。ただ持って登るだけではつまらないので、今後どのようにすれば山登りの装備としての役割を与えられるかを考えていきたいと思っています。
なんてなことを言ってしまった手前、これを反故する理由もなく前回の富士登山でこれを実行しました。実行なんて言うとオーバーですが、実際にはただ持っていって山頂で写真を撮ってきただけなんですが・・・。

富士山 剣ヶ峰

まぁ、実際にはただ持っていくと言っても、場所は標高4千メートル近い場所だし、天候の保障も無いので、万が一雨に当たっても大丈夫なようにモンベルの防水バッグ「アクアペルファーストエイドバッグ 2L」に入れて行きました。この防水バッグ、買ったはいいけど何にどうやって使っていいか分からずずっと使わないでいましたが、これにトラベラーズノートを入れたら丁度良い大きさだったので最近では専用バッグになりつつあります。

本当はトラベラーズノート側で登山前に準備をして、登りながら(実際には休憩時に)記述して行こうと思っていたのですが、実際にはそんな余裕はまっっっっっっっっっっったくありませんでした。今回持っていったのはレギュラーサイズでしたが、パスポートサイズでも恐らく同じだったと思います。なので、アウトドア仕様にしたいと思いつつまだまだ夢半ばですね・・・。でも、このトラベラーズノートは夏の白峰三山縦走(北岳・間ノ岳・農鳥岳)にも持っていきました。まぁ、持っていったと言っても革カバーは外してリフィルだけですが・・・。そのときは始めから行動中の記述は考えていなくて、テント内で記述しようと持っていきました。いつもは帰ってきてからの記述ですが、テント内で書くと濃い内容で書けるような気がしたので実験の意味も込めていました。結果は、やはり現場で書いたほうがよりリアルに書けるような気がしました。内容によっては帰ってきてから書いた方が良い場合もあるかもしれませんが、後で読み返してみると、そこじゃなければ書けないような内容もあったりするので、これは持っていって大正解だったと思います。もちろん帰ってきてから加筆して山行記として完成させました。

富士山 剣ヶ峰富士山頂にある二等三角点(一等三角点ではないんですね・・・)とトラベラーズノートです。恐らくこの瞬間、日本で一番高いところにあるトラベラーズノートだと思います。
富士山 剣ヶ峰

三角点の横には解説版があります。その上でもパチリ!

内容は以下。

二等三角点 「富士山」

この標石は「三角点」といい、地球上の位置が正確に求められています。

三角点は、地図作りやいろいろな測量の基準として利用され、大変重要な役割を果たしています。

この三角点は日本一高い霊峰・富士山頂に位置することから、多くの人々に親しまれています。

平成14年4月1日から、三角点の位置を表す基準が日本測地系から世界測地系に変更され、緯度・軽度の値が変わりました。

北緯 35度21分38.261秒
東経 138度43分38.515秒
標高 3775.63メートル

平成14年8月吉日
国土地理院
富士山 剣ヶ峰

三角点が必ずしもその山の最高地点にあるかというとそんなことはなく、実際には最高地点とずれた所にあることは珍しくありません。山ノボラーでしたら常識ですが、意外に一般の人には知られていなかったりします。もっとも測量をやっている人には常識中の常識ですが・・・。ではなぜ、最高地点に設置しないのか? 理由は簡単です。三角点を設置する目的を考えればおのずと答えは出てきます。三角点は通常、その一点では何の意味もありません(例外もありますが・・・)。通常であれば複数の三角点からソコの三角点が見えなければならないのです。実際に富士山の三角点を他の三角点からどのように測量したかはしりませんが、通常の地図作りから考えると、富士山の周りにある山の山頂の三角点から富士山の山頂の三角点を目視して測量したはずです。

なので複数の三角点から見える位置に設置する必要があるために、最高地点からずれて設置する必要が出てくる場合もあります。また、それ以外の理由として、そもそも最高地点に物理的に三角点が設置出来ない。なんてこともあるかもしれません。たとえ三角点が設置出来ても測量時に使用するやぐら(今だとミラーということになるのかな?)が建てられなければ、やはりソコに設置することは出来ませんね。まぁ、そんなような理由から三角点が必ずしも最高地点にはないということです。話は大きくずれましたが、私は富士山の三角点がどうしてソコに設置されたのか正確な理由は知りません。あしからず・・・。まぁ、何が言いたかったかというと、富士山の山頂にある三角点は本当の日本最高地点ではないということで、本当の最高点はそこから数メートルずれた所にあるということです。それが写真の赤い印がついている所だと言われています。これが本当かどうかは知りませんが、念のためにここでも一枚撮っておきました。一応これで
トラベラーズノートと一緒に富士山に登る
目標は達成出来ました。さぁ、来年の目標は何にしようかな???

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